2.2.3 直線を任意の比に分割する
(1)直線ABを例えばx:y:zの比で3分割するものとする。Aより任意の直線ACを引き、AC上にAD:DE:EF=x:y:zとなるような点D,E,Fを求める。
(2)FとBを結び、FBに平行にEE',DD'を引けば、ABはD',E'によりx:y:zの比に分割される。
図1.9
3 角度
3.1 角度の等分方法
3.1.1 任意の角度を2等分する
(1)任意の角∠ABCのBを中心として任意半径の弧を描き、BA,BCとの交点D,Eを求める。
(2)各点D,Eを中心として任意の同一半径の弧を描き、両弧の交点Fを求める。BとFを結ぶ直線BFは∠ABCを2等分する。
図1.10
3.1.2 直角を3等分する
(1)直角ABCのBを中心として任意半径の弧DEを描き、BA,BCとの交点D,Eを求める。
(2)D,Eを中心としてDEと同一半径の弧を描き、DEとの交点をそれぞれG,Fとする。BG,BFは直角ABCを3等分する。
図1.11
3.2 定角に等しい角度を描く方法
(1)定角∠ABCが与えられ、これを他の直線B'C'上に描くものとする。先ず、Bを中心として任意半径の弧を描き、BA,BCとの交点D,Eを求める。
(2)Bを中心としてBEに等しい半径の弧を描き、B'C'との交点をE'とするEを中心としてDEを半径とする弧を描き、前記弧との交点をD'とする。D'、B'を結んで構成される∠D'B'E'は∠ABCに等しい。
図1.12
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